滲出性中耳炎は、中耳と呼ばれる鼓膜の奥にある部分に滲出液がたまる病気です。この滲出液の形状は、人によって違い、膿(うみ)っぽいものから、水っぽいものまで人それぞれです。この滲出液は、外から水が入ったのではなく、鼓膜の奥、耳の中から発生しています。
小さい子供は、滲出性中耳炎が発症しやすいです。大人でも滲出性中耳炎が発症する人はいますが、一般的に1~3歳の幼年期から発症して、6歳~10歳の子供が一番多く発症しやすいです。この病気は、自覚症状がほとんど無く、早期発見が難しい病気です。耳鼻科の1歳半検診、3歳児検診は、この急性中耳炎を発見するための大切な検診の1つです。
滲出性中耳炎は急性中耳炎の治療が不十分な場合に発症することがあります。小さい子供は、身体の成長が不十分なために急性中耳炎を起こし易く、炎症を何度も繰り返していると組織液の分泌が過剰になり、その結果、滲出性中耳炎になることがあります。
滲出性中耳炎の治療は、第一に急性中耳炎を完治することです。これは、予防の場合も同様です。急性中耳炎を完治するのは、治療だけでなく、予防にも効果があります。次に副鼻腔炎などの鼻の病気を治療することです。鼻の病気を治療すると滲出性中耳炎が良くなる場合ががあります。
治療には薬を使うのが一般的です。もし薬物治療で良くならない時は、中耳にたまった液を吸い出すための鼓膜切開手術をします。
スポンサーリンク